泥棒に狙われるのはオフィスや住居などお金のあるところばかりではありません。
街の小さなお寺や神社が泥棒に狙われることもあるのです。
ニュースなどで仏像が盗まれたという話を聞いたことがあるでしょう。
このような被害を受けて日本の有名なお寺や神社ではセキュリティを厳重に行っています。
しかし、狙われるのは必ずしも大きな寺社仏閣に限られないのです。被害が多いのは意外にも住職さんが常駐していないような小さな無住寺です。

有名なお寺ではセキュリティが厳重になっていますし、万が一仏像が盗まれたとしても有名な文化財だと盗品だということがすぐにバレてあっという間に足がついてしまうのです。
しかし、無住寺だとセキュリティもあまく、仏像も無名なので出処がわかりにくいです。盗まれたお寺の関係者さえ、盗まれたとなかなか気づかない可能性があります。
こうして長い歴史のある、信者さんの信仰の拠り所となる大切な仏像や神像、絵画や工芸品などが闇のルートで流れていってしまうのです。

このような仏像を狙った犯罪は2003年ごろから増えだしているそうです。何も防犯対策をとっていないようであれば今から対策をしましょう。
貴重品を収蔵している建物内には必ず鍵を取り付け、防犯センサー等で対策をしましょう。盗られるものなんかなにもないという油断が禁物です。